カテゴリー別アーカイブ: TSZCコマンドリファレンス

TSZC-06ファームウエアアップデート

このファームウェアはTSZC-06のみご利用可能です。
TSZC-04,04S,05,05Sをご利用のお客様はご利用できません。
※TSZC-06P、TSZC-06AFは対象外となります。
※TSZC-06以外のお客様は行わないでください。(動作しません)
 TSZC-06以外に更新を行い損害が発生した場合、
 弊社はいかなる責任も負いかねますので、あらかじめご了承ください。

2022年11月15日発表
◆アップデート内容について
 TSZC-06S公開

◆対策内容
  ファームウエアバージョン:2.0.2.1

ファームウエアのアップデートについて
 ファームウエアのアップデートは、弊社製Windowsソフトを使用し更新を行います。
 Windows7以降のPCにて動作しますが、
 Windows7の場合dotnet4.0以降がインストールされている必要があります。

1.更新ツールのダウンロード
  以下のリンクから更新ソフトとファームウエアが圧縮されたファイルを
  ダウンロードしてください。
  FWU ver2022

2.ダウンロード後、ファイルを解凍しフォルダを開いてください。
   
3.TSZC-06をPCと接続状態にしてください。
  ※TSZC-06のドライバを適用したPCにて作業を行ってください。

4.フォルダ内「FWU.exe」を実行してください。
  実行後、以下の様な画面が表示されます。
   

5.画面に従い、TSZC-06の接続ポートを選択してください。
   
   ※写真はCOM3の場合です

6.ファームウエアファイル(拡張子がhex)ファイルを選択します。
  [開く]ボタンを押して、ファイル選択ダイアログを表示させてください。
   
 ソフトウエアを実行しているフォルダが、初期状態で表示されます。
 その中に、「TSZC06_verXXXX.hex」(XXXXはバージョン番号=4桁の数字)
 というファイルが有りますので
 そのファイルを選び、[開くボタン]を押してください。

7.準備が整いましたので、更新(書き込み)を行います。
  画面の[更新]ボタンを押してください。
  実行すると、画面下段のグレー部分に白文字で情報が表示されます。
   

8.しばらくお待ちいただくと、以下の様な完了を伝える
  メッセージが表示されます。
   

以上で作業は完了です。
※更新時にエラーを伝えるメッセージが表示された場合、
 お手数ですが、エラー内容を弊社までお伝えください。

– 過去の更新履歴 –
この問題はTSZC-06のみ発生する問題です。
TSZC-04,04S,05,05Sをご利用のお客様には影響は有りません。
※TSZC-06P、TSZC-06AFは対象外となります。
※TSZC-06以外のお客様は行わないでください。(動作しません)
 TSZC-06以外に更新を行い損害が発生した場合、
 弊社はいかなる責任も負いかねますので、あらかじめご了承ください。

2022年11月07日発表
◆アップデート内容について
 TSZC-06ベータ版公開(インチング動作改良)

◆対策内容
  ファームウエアバージョン:2.0.2.1b

2022年3月22日発表
◆不具合内容について
 インチングが正常に動作しないTSZC-06が存在することが確認されました。
 ・該当機種 シリアル番号:20001223
 ・該当台数 1台

◆対策内容
  ファームウエアバージョン:2.0.1.9
 インチング処理の修正

2020年7月13日発表
◆不具合内容について
 TSZC-06において、以下のコマンド
 move_a
 move_z
 move_f
 move_i
 move_p (プリセット動作)
 を行う際に、同一の位置を複数回送信することによって
 レンズ移動に異常が発生することが確認されました。
 
 レンズの位置が不定な位置に移動するなどし、
 その後タイムアウト等のエラーが返答されます。

◆対策内容
  ファームウエアバージョン:1.0.2.1
 前述移動コマンドにて、同一ポジションをないしは、組み合わせ上で同一ポジションの繰り返し動作になる場合、異常が発生しないよう対策
 ※すべての移動に係るコマンドに適用

TSZCシリーズコマンド<初期化>

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コマンド init_a
動作 初期化
説明 コントローラの初期化を行う関数。
実際に各レンズ部を動作させ、
ポテンショメータの最小最大値を取得。
コマンド引数 なし
コマンドの使い方 init_a
戻り値 init_a_i;
init_a_z;
init_a_f; これら3つが途中で返答
init_a_done;にて終了
備考  
   
コマンド init_z
動作 ズーム初期化
説明 ズーム部を動作させ、
ポテンショメータの最小最大値を取得。
コマンド引数 なし
コマンドの使い方 init_z
戻り値 init_z;
備考  
   
コマンド init_f
動作 フォーカス初期化
説明 フォーカス部を動作させ、
ポテンショメータの最小最大値を取得。
コマンド引数 なし
コマンドの使い方 init_f
戻り値 init_f;
備考  
   
コマンド init_i
動作 アイリス初期化
説明 絞り部を動作させ、
ポテンショメータの最小最大値を取得。
コマンド引数 なし
コマンドの使い方 init_i
戻り値 init_i;
備考  

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TSZCシリーズコマンド<その他>

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コマンド memchk
動作 内部メモリ設定確認
説明 フラッシュメモリの内部設定値を取得
コマンド引数 なし
コマンドの使い方 memchk
戻り値 メモリー内のデータ
備考 サポート時のみ使用
   
コマンド read_p
動作 プリセットメモリ設定確認
説明 フラッシュメモリのプリセット設定値を取得
コマンド引数 プリセット番号
コマンドの使い方 read_p,1
戻り値 preset,プリセット番号:ZZZ,FFF,III
備考  
   
コマンド frmver
動作 ファームVer.確認
説明 ファームウエアバージョン確認
コマンド引数 なし
コマンドの使い方 frmver
戻り値 バージョン情報
備考 サポート時のみ使用

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TSZCシリーズコマンド<位置取得>

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コマンド read_z
動作 読み取りコマンド
説明 ズームの値を出力
コマンド引数 なし
コマンドの使い方 read_z
戻り値 read_z,ZZZ
備考 ZZZはズーム値
   
コマンド read_f
動作 読み取りコマンド
説明 フォーカスの値を出力
コマンド引数 なし
コマンドの使い方 read_f
戻り値 read_f,FFF
備考 FFFはフォーカス値
   
コマンド read_I
動作 読み取りコマンド
説明 アイリスの値を出力
コマンド引数 なし
コマンドの使い方 read_I
戻り値 read_i,III
備考 IIIはアイリス値
   
コマンド read_a
動作 読み取りコマンド
説明 全レンズ位置を出力
コマンド引数 なし
コマンドの使い方 read_a
戻り値 read_a,ZZZ,FFF,III
備考  
   
コマンド readsa
動作 読み取りコマンド
説明 全レンズ位置を出力(AD生値)
コマンド引数 なし
コマンドの使い方 readsa
戻り値 readsa,ZZZ,FFF,III
備考  
   
コマンド readsz
動作 読み取りコマンド
説明 ズームの値を出力(AD生値)
コマンド引数 なし
コマンドの使い方 readsz
戻り値 readsz,ZZZ
備考  
   
コマンド readsf
動作 読み取りコマンド
説明 フォーカスの値を出力(AD生値)
コマンド引数 なし
コマンドの使い方 readsf
戻り値 readsf,FFF
備考  
   
コマンド readsi
動作 読み取りコマンド
説明 アイリスの値を出力(AD生値)
コマンド引数 なし
コマンドの使い方 readsi
戻り値 readsi,III
備考  

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TSZCシリーズコマンド<移動>

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コマンド move_a
動作 移動コマンド
説明 絞り、フォーカス、ズームを
一括で移動させる関数。
コマンド引数 z,f,i
コマンドの使い方 move_a,800,500,500
戻り値 move_i;
move_f;
move_z; これら3つが途中で返答
move_a/move_p_done;にて終了
備考 実際の移動はi,f,zの順
   
コマンド move_z
動作 移動コマンド
説明 ズームを指定位置に移動させる関数
コマンド引数 z
コマンドの使い方 move_z,400
戻り値 move_z;
備考  
   
コマンド move_f
動作 移動コマンド
説明 フォーカスを指定位置に移動させる関数
コマンド引数 f
コマンドの使い方 move_f,500
戻り値 move_f;
備考  
   
コマンド move_i
動作 移動コマンド
説明 絞り(アイリス)を指定位置に移動させる関数
コマンド引数 i
コマンドの使い方 move_i,600
戻り値 move_i;
備考  
   
コマンド move_p
動作 移動コマンド
説明 絞り、フォーカス、ズームを
一括でプリセット値に移動させる関数。
コマンド引数 プリセット番号
コマンドの使い方 move_p,1
戻り値 move_i;
move_f;
move_z; これら3つが途中で返答
move_a/move_p_done;にて終了
備考 実際の移動はi,f,zの順
   
コマンド inc_zf
動作 インチング
説明 ズームを+方向へ
コマンド引数 なし
コマンドの使い方 inc_zf
戻り値 inc_zf;
備考  
   
コマンド inc_zr
動作 インチング
説明 ズームを-方向へ
コマンド引数 なし
コマンドの使い方 inc_zr
戻り値 inc_zr;
備考  
   
コマンド inc_ff
動作 インチング
説明 フォーカスを+方向へ
コマンド引数 なし
コマンドの使い方 inc_ff
戻り値 inc_ff;
備考  
   
コマンド inc_fr
動作 インチング
説明 フォーカスをー方向へ
コマンド引数 なし
コマンドの使い方 inc_fr
戻り値 inc_fr;
備考  
   
コマンド inc_if
動作 インチング
説明 アイリスを+方向へ
コマンド引数 なし
コマンドの使い方 inc_if
戻り値 inc_if;
備考  
   
コマンド inc_ir
動作 インチング
説明 アイリスをー方向へ
コマンド引数 なし
コマンドの使い方 inc_ir
戻り値 inc_ir;
備考  
   
コマンド instop
動作 インチング停止
説明 インチングを停止させる関数
コマンド引数 なし
コマンドの使い方 instop
戻り値 instop;
備考  

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TSZCシリーズコマンド<設定>

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コマンド movesp
動作 最高速度
説明 移動時の最高速度を設定 
設定範囲:1~255
コマンド引数 移動速度
コマンドの使い方 movesp,180
戻り値 movesp,設定値
備考 ※注意 設定値範囲変更
   
コマンド inchsp
動作 インチング速度
説明 調整時などのインチング動作時の速度を設定
設定範囲:1~255
コマンド引数 インチング速度
z,f,c
コマンドの使い方 incsp,150,150,150
戻り値 s_inca z:設定値 f:設定値 i:設定値
備考 ※注意 設定値範囲変更
   
コマンド s_inca
動作 インチング速度
説明 調整時などのインチング動作時の速度を設定
設定範囲:1~255
コマンド引数 インチング速度
z,f,c
コマンドの使い方 incsp,150,150,150
戻り値 s_inca z:設定値 f:設定値 i:設定値
備考 ※注意 設定値範囲変更
inchspとs_incaは同一内容
   
コマンド s_incz
動作 ズームインチング速度
説明 ズーム動作のインチング速度の設定
コマンド引数 インチング速度
コマンドの使い方 s_incz,150
戻り値 s_incz:設定値
備考  
   
コマンド s_incf
動作 フォーカスインチング速度
説明 フォーカス動作のインチング速度の設定
コマンド引数 インチング速度
コマンドの使い方 s_incf,200
戻り値 s_incf:設定値
備考  
   
コマンド s_inci
動作 アイリスインチング速度
説明 アイリス動作のインチング速度の設定
コマンド引数 インチング速度
コマンドの使い方 s_inci,150
戻り値 s_inci:設定値
備考  
   
コマンド i_tout
動作 初期化タイムアウト時間
説明 初期化時のタイムアウト時間を設定
設定範囲:100~20000[ms]
コマンド引数 タイムアウト時間
コマンドの使い方 i_tout,10000
戻り値 i_tout:設定値
備考  
   
コマンド m_tout
動作 移動タイムアウト時間
説明 移動時のタイムアウト時間を設定
設定範囲:100~20000[ms]
コマンド引数 タイムアウト時間
コマンドの使い方 m_tout,10000
戻り値 m_tout:設定値
備考  
   
コマンド mv_thd
動作 移動範囲閾値 ※特記参照
説明 移動時の目標値±範囲の閾値
設定範囲:0~10 (0の場合時間が掛かります)
コマンド引数 閾値
コマンドの使い方 mv_thd,0
戻り値 mv_thd:設定値
備考 メカニカルなイナーシャ等で移動後、
閾値範囲内に収まらない場合があります。
   
コマンド mv_wat
動作 移動待機時間
説明 移動時 粗調から微調動作時移行時の待機時間
設定範囲:0~1000[ms]
コマンド引数 待機時間
コマンドの使い方 mv_wat,100
戻り値 mv_wat:設定値
備考 粗調時のイナーシャを回避するための
待機時間です。
   
コマンド fcinit
動作 初期化事前動作時間
説明 初期化時、移動範囲が大きいレンズに対し、
事前動作を行い、タイムアウトを防止する
設定範囲:0~20000[ms]
コマンド引数 事前動作時間
コマンドの使い方 fcinit,200
戻り値 fcinit:設定値
備考  
   
コマンド s_echo
動作 通信エコーバック可否
説明 エコーバック可否の設定
コマンド引数 0:無し 1:有り
コマンドの使い方 s_echo,0
戻り値 s_echo = on / s_echo = off
備考  
   
コマンド s_baud
動作 通信ボーレート設定
説明 通信速度の設定(指定速度有り)
コマンド引数 ボーレート
コマンドの使い方 s_baud,38400
戻り値 ホスト再起動を促すメッセージ
備考 9600,14400,19200,28800,38400の選択
初期値は38400 エラー時は9600に強制
   
コマンド s_oldc
動作 旧型通信設定
説明 旧TSZCシリーズの通信方式の使用可否
コマンド引数 0:新形 1:旧型
コマンドの使い方 s_oldc,0
戻り値 s_oldc = off
備考 旧式は送信コマンド改行コード無し通信
   
コマンド s_nlcd
動作 改行コード設定
説明 通信時の改行コードを設定する
コマンド引数 0=CR+LF/LF
1=CR
コマンドの使い方 s_nlcd,0
戻り値 newlineCode: = \n
newlineCode: = \r
備考  
   
コマンド s_prst
動作 プリセット値設定
説明 プリセット値を設定する
コマンド引数 プリセット番号
(1~4),z,f,i
コマンドの使い方 s_prst,1,800,500,500
戻り値 preset,プリセット番号,z,f,i
備考  

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